マンション管理士のマー坊です!
分譲マンションにおける「コミュニケーション」は、居住者同士や理事会・管理会社との関係を良好に保つうえでとても重要です。しかし、多くのマンションでは、コミュニケーションについての対策は何もされていないのが実状です。

では、マンションにはどんなコミュニケーションが存在するのでしょうか?
1. 居住者同士のコミュニケーション
一番のメインになります。
コミュニケーションとしては以下の通りです。
●あいさつの習慣
→ 小さな声掛けが信頼関係の第一歩です。
●トラブル回避のための配慮
→ 音・ペット・ゴミ出しなど、日常のマナーについて共有認識を持つことが大切です。
●掲示板や回覧板の活用
→ お知らせを周知し、情報の伝達ロスを防ぎます。
2. 理事会・管理組合と居住者のコミュニケーション
理事会はマンションの管理運営を決定する機関であることから、居住者に意見を広く求めることもあります。
●総会・理事会の開催と報告
→ 決定事項や修繕計画など、全体に関わる内容は透明性が必要です。
●アンケートや意見箱の設置
→ 意見を吸い上げ、参加意識を高める工夫が必要です。
●広報紙やメール配信
→ 定期的な情報発信は、信頼と安心感につながります。
3. 管理会社とのコミュニケーション
理事長を含め理事等のマンションの役員は、管理会社の担当者と理事会を通じてコミュニケーションをとっていきます。
日常管理の連絡窓口
→ 設備の不具合やトラブル報告などは速やかに連絡を取れる体制が望ましいです。
管理報告書の説明
→ 管理内容を理解してもらうことで、トラブル防止や協力を得やすくなります。
◼ コミュニケーションを良くする工夫
各々のコミュニケーションをよくするには次のことが必要になります。
●居住者向けの懇親会・清掃活動などを通して交流の機会をつくる
●多様な住民に配慮したやさしい言葉・多言語表示などの工夫
●LINEや掲示板アプリなど、ITを活用した情報共有
マンションのコミュニケーションは大事なことですが、つい後回しにしてしまいます。そうならないように、マンション管理士などの専門家のサポートを取り入れることも重要です!
