『マンション問題は組合員の無関心も原因!?』

マンションの問題で、管理費や修繕積立金が不足しているところは、管理組合員(所有者)の無関心さも原因のひとつです。

例えば、修繕積立金が不足している場合、どこかの段階で値上げを検討し、実施していれば回避できます。しかし、多くの役員さんは自分が役員の時に様々な理由で取り組みたくないので、後任の方がやってくれるだろうと思い、検討しないでずるずると時間が経ってしまうのです。

また、マンションの大規模修繕工事や改修工事でも、総会の議決で、議決権行使書や理事長委任で提出する方がいらっしゃいますが、その理由が議案を理解したうえで、賛成・反対の意思表示や理事長委任をしたのと総会にでたくないとか、適当な理由で賛成・反対の意思表示と理事長委任にしたのには、大きな違いがあります。

特に、適当な理由で意思表示や理事長委任にした場合、後であのとき何で工事ををしたのか腑に落ちないことが出てきます。

議案の議決権については、よく読んで、わからないことは役員や管理会社に質問するようにしましょう。それで、自分が納得して答えを出すことが大切です。役員さんや管理会社が教えてくれなければ、マンション管理士などのプロに無料相談を使って聞いてもよいです。そういうふうに動くことが、お住まいのマンションの運営に関心を持つ、変わる第一歩なのです。

p.s マンションの運営の仕組みは、国会などの政治と一緒です。いまの状況を作ったのは政治家ですが、その政治家を選んだのは誰でしょうか?

そう、国民です。

マンションも同じなのです!ただ、役員の選出が輪番制になっている点が異なるところです。