『知って学ぶ、分譲マンションあるある ~修理が直ぐにできないのは…~』
分譲マンションに住んでいてなかなか修理されない箇所はありませんか?
住んでいる人からすると直ぐに修理してほしいと思うのは当然です!
では、なぜ修理がすすまないのでしょう?
それは、理事会で止まっていたり、総会で決議が必要な場合があるからです。
分譲マンションには、お部屋の部分にあたる専有部分とエントランスなどの共用部分にわかれますが、共用部分の簡易な変更や修繕は過半数の承認が必要になるからです。
理事会で進められるのは、緊急性が高いもので、それ以外のものは上記の総会によります。
理事会で、止まっている原因をあげるなら、修繕費用や修繕方法などを検討しているからだと言えます。
ただ、緊急性がないとはいえ、困っている方もいるので、そのことを考慮して理事会運営をしていかなければならないのが、役員の務めとなります。
管理会社がいる場合、理事会を月に1回または2ヶ月に1回の周期で開催されていると思います。この場合、フロントマンが理事会に合わせて提案ないし修繕の見積もりを理事会に提出しないと対応が遅れてしまうことになります。
そうならないように、管理組合とフロントマンは連携が必要になってきます。
以上の様に、分譲マンションでは共用部分の修繕(緊急を要するものは除く)にはすぐに対応できないのが、賃貸マンションとは異なる所です。