原状回復工事で昔と変わってきた事は…

こんにちは!

賃貸物件の話になりますが、昔と変わったと感じることがあります。

それは、退去の時に壁のクロスの張り替えがあったときに、同じ品番がないときは全面品番を揃えるようにしていましたが、いまは似た品番に張り替えて補修工事を終わらせる傾向が多くなったことです。

数年前は、同じ部屋で違うクロスがあることは違和感がありましたが、いまは似たクロスであるならばそれでよしということなんでしょうね!

なぜ、このような形になってきたのか、持論になりますが、オーナーさんの懐事情もあったり、退去時の全面請求が問題になったのではないかと思います。

例えば、退去者がLDKの壁一面を張り替えるぐらいのキズや汚れがあるときに、その一面は退去者の負担だか、残りの面は同じ品番がないから揃えるとなるとオーナーの負担になる。そうなるとオーナーは張替え費用を出さないといけないから負担になるわけである。

また、判例で品番がないため、部屋の雰囲気があまりにも似つかわしくない場合は、全面を退去者の費用負担という事があるが、退去者の目線でみると一面しかやぶっていないのに、同じ品番のクロスがないという理由で全面張替えと言われても納得できないので、いまの用な似た品番で対応する形になったと思っています。

管理の目線から見れば、費用負担については、オーナーとしては全面張替えのために負担したくないという理由もわかるし、退去者としても一面以外の負担を言われても納得できないのもわかる。

そのため、似た品番で対応することはやむ得ないが、明らかに違和感を感じるようなら、退去者負担以外の面をオーナー負担で張替えしてもらったほうがよいでしょう!

それが原因で入居が決まらないということになりかねませんからね!

賃貸の現場でも、担当者のセンスは欠かせられないものになってきていますね。

最後にオーナーが判断すればクロスの柄が違っていても進めていかなければいけませんが、明らかに、それでは入居がつかない可能性があるならオーナーにその旨を伝えて入居が決まりやすい物件にするのも管理会社の業務です!