マンション管理士のマー坊です!
最近話題の、修繕委員などに住民のふりをして参加するなりすましが問題になっています。
ここ愛知県では、そのような話は聞きませんが、知らないうちになりすましが起きていてもおかしくない状況だと思います。

なりすましの被害をなくすために、管理組合ではどんな策を講じればよいのでしょうか?
やはり、身分証と名前の確認です。修繕委員は公募なので、やりたい方が応募してきます。その際に、名簿と免許証等の身分証を照らし合わせて、確認する方法です。
身分の確認を行えば、なりすましは見つけられます。
なりすましにフォーカスしましたが、組合員の買収も考えられます。組合員の買収は、金銭が対価として与えられます。そのため、なりすましとは異なり、組合員自体は本人なので防ぎようがないのが、買収のおおきな問題です。
証拠がなければ、工事終了後に羽振りがよくなったなど怪しい状況でも問い詰めることはできません。

組合員の買収の見分ける方法としては、やたらと特定の施工業者を押してくることです。
これは報酬が貰えることから、特定の業者に配慮するので不自然な動きになります。
このように、なりすましや買収が起きてしまうと管理組合にとっては、とんだ被害となってしまい工事の欠陥などの問題を招く危険があります。
マンションの大規模修繕工事は多額の金銭が動くので、施工業者としては受注したいのが本音です。
そのため、あの手この手と策を講じてくるのです。
あらためて、大規模修繕工事は管理組合の大切なお金を使います。
大切なお金を適切に使うためにも、アンテナをはり情報収集をして、お金を守りましょう。