『知って学ぶ、分譲マンションあるある ~スーパー管理人とは?~』
マンションの管理人で、
①通常業務をこなす。
②進んで、掲示物を作成を行う。
③組合員(住民)に慕われている。
④フロントマンの業務もこなす。
⑤管理人業務以外の業務も行う。
等をやってしまう管理人を、スーパー管理人と呼びます。
「スーパー管理人」は管理会社やマンション管理士が使用する言葉で、マンションの組合員から出る言葉ではありません。
このスーパー管理人は仕事が良くでき、気がきくので、仕事では大変助かる存在です。現に、現場にいたときは、とても助かりました。
管理人は、そのマンションの現場を、担当よりもよく知っている方です。
スーパー管理人の問題で、後任が大変だということです。
あるマンションでは、「前の管理人さんの方がよかった」とか、「前の管理人さんはやってくれたのに…」などを言われて止めてしまった方がいます。
管理人業務は、誰がやっても均一したサービスを提供しなければなりませんが、人間なので、頼まれたらやってしまうこともあるし、断ってしまったら、あの人はやってくれないと言われてしまうこともあります。
とてもバランスを取るのが難しいです。
マンション管理士として、管理人の希望者に向けて研修を行ったことがあります。その時に必ず伝える言葉で、「管理人業務以外は断ってください。もし、どうしても行う場合は、個人的な立場で行うことを相手に言ってから行ってください。」があります。
こうすることで、すべての方が理解して頂けると思っていませんが、相手側は個人的に対応してくださったと思われるので、管理人業務とは切り離しが出来ます。
最後に、管理人さんの業務は何かということを管理規約や管理会社との管理委託契約を確認して、管理組合側が把握することも必要ですし、管理人側もできないときはできないことをはっきり伝えることが大切です。