こんにちは!
マンション管理士の三宅です。
今日のテーマは、規約と慣習です。
規約はマンションの運営や管理に関する決め事で、規約を守るのが当然ですが、築年数が多いマンションで管理規約を見直ししていないと、そのマンション独自のルール(以下、慣習)で運営されているものがあったりします。
そのような場合、管理規約を見直す場合に、慣習をどのようにするかがポイントになります。
明らかに法律に反する内容なら、有無を言わず慣習は破棄しないといけません。
管理規約を見直す点で、注意しないといけないのは、標準マンション管理規約のひな型のまま見直しをしてしまうことです。
当然、そのマンションによって慣習で行っているものもあるので、その慣習を取り入れながら標準管理規約を見直すことが重要です。
また、話がズレますが、マンションの中で俺の言うことが正しいと言って規約を無視して進めていく管理組合もあります。このような状況になってしまうと管理規約を見直すどころの騒ぎではありません。
このような状況を作ってしまったのは、管理会社の責任、本人の問題もあると思いますが、一番責任が重いのは管理組合自体です。
この問題はすぐには解決することは難しいことですが、修正していかなければ将来、積立金や管理費が不足していまい、限界マンションになってしまいます。