デベロッパー系の管理会社の良いところを前回記載しました。今回は、独立系の管理会社について良いところと問題点をかきます。管理会社の変更を検討されている管理組合の方々は、参考にして頂ければと思います。
独立系の管理会社の一番の良さは、管理委託料金が比較的安い金額であることが言えます。管理会社を変更する点で当然サービスもありますが、従前の管理会社より金額が下がることは管理組合にとってとてもメリットがあることです。ただ、注意する点としては、あまり管理委託料が安いと定期的な工事費用が高額になる場合もあるので、大規模修繕工事や定期の改修工事などは相見積もりをとるなどした方がよいかもしれません。
次に独立系の管理会社の良いところは、独自のノウハウを持っていることです。設備系出身の方が管理会社を立ち上げれば、その会社は設備系に強い管理会社になり、設備の修繕費用などが他社と比較しても安価になるということがあります。また、管理会社出身の方が立ち上げた会社の場合、管理会社の経験を生かし、他と比較しても負けないサービスに特化した管理会社である場合などが挙げられます。
次に独立系の管理会社の問題点はというと、フロンマンの一人当たりの担当棟が多いことです。これは、独立系の場合、管理棟数を増やすことによって営業利益があがるので契約数を伸ばす必要があります。その一方でフロントマンが少ないと一辺りの棟数が増えてしまうので業務に支障をきたします。フロントマンの一番ベストな担当数は、個々の能力もありますが12~13棟だと思います。それ以上だと、それぞれの担当棟に注意を払うことが難しくなり、精神的にも病んでしまうしまうことも考えられます。
最後に、デベロッパー系の管理会社と独立系の管理会社にはそれぞれメリットとデメリットがあります。それぞれのメリットとデメリットを把握して管理会社を選択して頂ければと思います。
もし管理会社を変更するのにどのようにしたら良いかわからない管理組合さんは、当事務所までご相談くださいね!