こんにちは!
マンション管理士の、マー坊です。
さて、この○時限目シリーズは今回が最後になります。
いままで投稿してきたなかで、管理規約はマンションにとって重要なルールと教えてきました。このルールを守らなかった場合どうなるのでしょうか?
ルールを守らないと、どうかるのかについてお話ししましょう。

管理規約や使用細則に違反した場合は、次の定めがあります。
区分所有者若しくはその同居人又は専有部分の貸与を受けた者若しくはその同居人(以下「区分所有者等」という。)が、法令、規約又は使用細則等に違反したとき、又は対象物件内における共同生活の秩序を乱す行為を行ったときは、理事長は、理事会の決議を経てその区分所有者等
に対し、その是正等のため必要な勧告又は指示若しくは警告を行うことができる。
↑の文を要約すると理事長は理事会の決議を経て、イエローカードをだすということになります。イエローカードは注意の意味なので、次回同じようなことを行った場合は、レッドカードとなります。
レッドカードの内容としては部屋の使用禁止や借りている部屋の引き渡しになる場合があるので、特に賃貸にだしている方は、借りている人が管理規約・使用細則を守るようにしないと自身に返ってくるので特に注意が必要です!
また、組合員(所有者)の方の重い処分としては部屋の使用禁止をはじめ、競売にかけることを請求できたりなどがあります。
自身が購入した部屋を第三者に貸す場合は、責任と義務が生じるので、貸したからいいのではなく、常に他の住人に迷惑をかけていないか目を配る必要があります。
以上で、マンションの居住者が規約や使用細則を守らない場合のお話となります。
マンションは、購入者がたくさん住んでいる建物です。そのため、少なからず、周りに配慮する気持ちも必要なことを忘れないようにしましょう!