マンション管理士のマー坊です!
今回の内容はエレベーターの更新です。
エレベーターの更新とは何かそして、更新はどれぐらい費用がかかり、使えないかなどお話します。

◼エレベーターの更新とは?
マンションのエレベーターは、毎日たくさんの人が使う重要な共用設備です。
しかし、年月が経つと部品が劣化し、故障や事故のリスクが高まります。
そこで必要になるのが、エレベーターの更新(リニューアル)工事です。
◼更新の目安は何年?
一般的に25〜30年が更新の目安とされています。
使用頻度や保守状況によっては、もっと早まる場合もあります。
◼更新の内容は?
更新にはいくつかの種類があります:
更新の種類 内容 費用感(目安)
●部分更新
モーターや制御盤など、一部の機器だけを取り替える 数100万円程度
●全面更新(リニューアル) エレベーター本体や扉・操作盤なども含めて総取り替え 1,000万円以上になることも
◼理事会と総会の役割
1. 理事会
保守会社から劣化状況の説明を受ける
複数業者から見積を取得・比較する
更新の必要性と方針を整理
2. 総会
更新工事の内容と費用を議案として上程し、組合員の承認を得る
◼費用の捻出は?
エレベーターの更新費用は、修繕積立金から支出するのが一般的です。
長期修繕計画にエレベーター更新費用を組み込んでおくことが重要です。
場合によっては、積立金不足により一時金の徴収や**借入れ(リース更新など)**が必要になることもあります。
◼工事期間と注意点
工事期間は1〜2週間程度が一般的(全面更新の場合)
工事中はエレベーターが使えなくなるため、高層階の住民には事前の周知と配慮が必要です
◼まとめ
エレベーターの更新は、安全性と快適性を保つための重要な工事です。
理事会での検討、総会での承認、住民への丁寧な説明が成功のカギです。
費用面や工事中の不便についても計画的な対応が必要です。

以上がエレベーターの更新です!
勉強になりましたか?