分譲マンションの棟数に対して、8割から7割が管理会社に管理委託し、残りが自主管理のマンションになります。
自主管理になるということは、
①初めから管理会社がいない。
②途中で管理会社との管理委託契約を解約した。
この二点があげられるが大抵が②の理由です。
自主管理のメリットは、管理会社に委託をせず組合員ですべてまたは一部を運営していることなので、費用がかかっていないまたは安価で管理してもらっていることです。
デメリットは、管理の一貫性がとれないことや一部の組合員に負担がかかってしまうことです。
自主管理は、管理組合にとっては支出の費用が押さえられるのでいいことなのですが、自主管理の前提はやれる人がいることです。
今後、日本は少子高齢化なので、管理できる人たちも高齢者にいつかはなり、管理をすることができなくなる恐れがあります。
そのため、管理がおろそかになってしまい、マンションの価値を下げてしまうことになります。
自主管理はよいですが、いつかは管理会社に委託するときが来るので、購入者の方が50%以上の高齢世帯となったら、自主管理の限界を考え、将来に向けて管理会社導入を検討していく必要があると思います。