住民のなりすまし事案

マンション管理士の三宅です。

今回のテーマは「なりすまし」です。

Yahoo!ニュースに取り上げられていましたが、大規模修繕会社の社員が修繕委員会の住民になりすまして修繕委員会に出席していた事案です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0a2eae8dc89efb5662d2da98a2ae5cbe09153dc

この事件は、自分達の会社が受注するように資料を改ざん、修繕委員を誘導した疑いがあります。

関東圏でこのようななりすまし事件がありましたが、中部でも十分に起こりうる話なので、とても対岸の火事とは言えない状態です。

では防げないものなのか?

結論としては防げるものだと思っています。

ニュースのつづきでは、今後、身分証明書の提出を求めることも検討とありましたが、住民間のコミュニケーションが取れていればそもそも入れる隙間はありません。

住民間の交流が気迫だからこそつけこまれるので、誰だかわからない状態をつくらなければ自然にふせげます。

とはいえ、マンモスマンションではそうはいかないこともあるので、住民間同士が如何にコミュニケーションをとっていくことが、マンションの課題のひとつだです。

ちなみに、成りすました方はどうなるかといいますと、住居侵入罪と場合によっては偽計業務妨害が成立するとのことです。

たった一瞬のことで犯罪となってしまうので、成り済ます方はやらずに、組合員さんの方々には、顔見知り程度の関係をつくり不当な参加者をあぶり出しましょう!